2、練習
丁寧に譜読みをした後は、練習という段階がきます。
地道に練習を積むことがもっとも大事な作業で、それをやらなければいくら心構え云々言っても本番でうまくいくことはないと思います。
<脱力・拍>
常に脱力を心がけて、練習の段階でも脱力をする。
腕、肘などに、ぐっと力を入れて、その後にふっと力を抜く練習をする。
それから、「拍がずれない」ということ。
演奏の安定感を決定的に決めることだからです。拍を正確にとらえるために、1拍目の前に止める練習は効果的。
そしてリズム練習。
両手できちんとリズム練習をする。
あとは、メトロノームをかけて、しっかりと自分の体の中に入れ、安定したテンポ感が保てるようにしましょう。
<声に出す>
暗譜が難しそうな箇所は、自分で口に出してみる。
自分の耳に聞こえたことは脳にインプットされるはずです。あと、伴奏の左手の暗譜。
伴奏の左手が突然、分からなくなったりする可能性があるので、左手だけで最初から最後まで弾けるようにしておくとかなり安心です。
-ピアニストのアドバイスからー